島津法律事務所

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医療事件

はじめに

私は、2001年頃から、医療事件を取り扱ってきました。

医療事件は、専門的な知識が必要であり、1つの事件を処理するのに必要な時間も一般事件とは比較して相当に大きいです。

医療事件では、最初に調査をします。調査は、その医療事件について病院や医師に責任追及ができるかどうかを調査することです。普通の事件と違い、医療事件では、すぐに交渉とか訴訟を始めるのでなく、まず調査として事件を受任し、カルテ取り寄せ、協力医相談、文献調査などをします。その結果、責任追及可能という結論になった場合に、先に進みます。

この調査を安易に行って先に進みますと、後になって困難な状況に陥いることになります。医療事件では、きちんと調査をすることが大切です。

責任追及可能

相談を受け、上記のように調査をしてみた結果、病院や医師に対して責任追及が可能であるというケースは多くはありません。このことは、依頼者の方から見れば仕方のないことで、病院からの情報が少ないなかで予想もしなかった結末になったというような状況では、病院や医師に対して不信感をもつことがあるのはむしろやむを得ないことだからです。また、医学的に責任はないとしても、医師の患者への対応が不親切、不十分、ということもかなりあり、このような場合、相談者の方が不信をもつのはむしろ当然のことといえるでしょう。一方で、調査の結果、相談者のご主張のとおり、病院側に問題がありると思われる事件ももちろんあります。その場合は十分な調査を経て、先に進むことになります。

一般に、医療事件はなかなか勝てないとか勝訴率が低いと言われています。データ的にもそうなっているでしょう(ただし和解で終了している事件もかなりあります)。しかし、それは、十分に調査をしないで示談とか訴訟に進んでしまうケースが多いせいかもしれません。最初に十分な調査をして責任追及可能と考えられる事件についてみれば、なかなか勝てないとか勝訴率が低いとは必ずしもいえないと思います。